
活動レポート

苔テラリウムを使った自分だけの空間づくり

本日ライフスタイルアップイベントは、箱庭心理セラピストでテラリウム作家の前畑典子さんを講師にお招きし、「苔テラリウムを使った自分だけの空間づくり」を開催しました。
テラリウム(terrarium)とは、ガラス容器などの中で植物を栽培すること。ガラス瓶ひとつで誰でも気軽に緑を楽しむことができる園芸として人気を集めています。
今回は定員満了の15名の方にご参加いただき、皆思い思いの作品を作り上げました。
フラワーアレンジスクール「アトリエ花恋(かれん)」を設立し、一宮を拠点に活動されている講師の前畑さん。2015年夏、生け花に代わるレッスンとして苔テラリウムを取り入れたことをきっかけに本格的に活動を始められたそうです。
制作を始める前に、まずは苔テラリウムの由来や歴史について学びました。
テラリウムの起源は1830年代までにさかのぼり、ヨーロッパのプラントハンターと呼ばれる採掘者たちが植物を輸送する際に枯れないようにとガラスをかぶせて運んだことがきっかけなのだとか。今人気のテラリウムが、はるか昔に作られていたという事実に参加者からは驚きの声があがっていました。
そのあとも、「そもそも苔って何?」「どんな種類があるの?」「育てかたは?」といった疑問も細かく丁寧に解説していただき、苔テラリウムについての知識をしっかりと深めたあと、いよいよ制作スタート。
「苔テラリウムに、正解も間違いもありません!とにかく、楽しむことが一番です。」と語る前畑さん。同じ材料でもつくる人によって全く違う作品が完成するそうです。
今回使ったのはヒノキゴケと呼ばれる蘚類の一種。
まずはガラス瓶をきれいに洗うところから始めます。
そのあとは、石、土、苔の順にビンに詰めていきます。
土を詰めるときに完成イメージを頭に描きながら凹凸をつくることがコツです。
皆さんとても真剣な表情で自分の作品のイメージを膨らませます。
「これだと土が少なすぎますか?」「池を作るにはどうしたらいいですか?」など、講師にアドバイスを聞いたり、「それかわいい!私も真似しようかなぁ。」と、グループ内で相談しながらわいわい楽しく制作しました。
納得がいく作品ができるまで時間いっぱい制作し、皆こだわりの作品が完成しました!
どれも素敵な作品ばかりで、それぞれの個性が光っていました。
今回苔テラリウムを初めて作ったという方がほとんどでしたが、とても初めてとは思えない出来栄えに皆さん大満足。
家に持ち帰って飾るのが楽しみですね。
今回ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!